教科書 〉 相続税
課税価格・基礎控除・相続税の総額の計算
最終更新日:2026年7月19日
相続税額計算の中心です。基礎控除と「相続税の総額」の出し方を正確に身につけます。
- 基礎控除=3,000万円+600万円×法定相続人の数です。
- 法定相続人の数は放棄者も含めます。養子は実子がいれば1人・いなければ2人までです。
- 相続税の総額は、各人が法定相続分で取得したものとして速算表を適用し合算します。
基礎控除と法定相続人の数
- 基礎控除=3,000万円+600万円×法定相続人の数です。
- 相続放棄をした人も数に含めます(放棄がなかったものとして数えます)。
- 養子:実子がいれば1人まで、実子がいなければ2人まで数に含めます。
相続税の総額の計算手順
- ① 課税価格の合計額 − 基礎控除 = 課税遺産総額です。
- ② 課税遺産総額を法定相続分で按分し、各取得金額に速算表を適用します。
- ③ 各人の税額を合計したものが相続税の総額です。これを実際の取得割合で各人へ配分します。
- ★②で使う法定相続人の数・法定相続分は、基礎控除と同じく「相続放棄がなかったものとした」数・相続分です。放棄した人がいても放棄しなかったものとして按分し(残りの相続人で分け直しません)、実際の遺産分割の割合は総額の計算には使いません。
相続税の速算表(法定相続分に応ずる取得金額)
- 法定相続分に応ずる取得金額が1,000万円以下なら税率10%(控除額なし)、3,000万円以下なら15%(控除額50万円)、5,000万円以下なら20%(控除額200万円)です。
- 1億円以下なら30%(控除額700万円)、2億円以下なら40%(控除額1,700万円)、3億円以下なら45%(控除額2,700万円)です。
- 6億円以下なら50%(控除額4,200万円)、6億円超なら55%(控除額7,200万円)です。各人の税額は「取得金額×税率−控除額」で求め、これを合計したものが相続税の総額になります。
実務ポイント
養子の人数制限と放棄者を数に含める点は誤りの定番です。まず「法定相続人の数」を正しく数えることが全ての起点です。
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